(2022年1月19日) 図表の誤表記を訂正しました。
JR四国は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、特急列車および快速「マリンライナー」では最終列車の見直しなどを実施します。
予讃線では最終特急列車の運転区間が上下方面とも縮小されます。現在、下り松山駅行の最終列車となっている特急「しおかぜ29号」(岡山駅22:00発)および特急「いしづち29号」(高松駅22:20発、多度津駅から併結)は行先が伊予西条駅に変更され、伊予西条駅〜松山駅間は運転取り止めとなります。また、上り高松駅行の最終列車として運転している特急「いしづち106号」(松山駅21:41発)は新居浜駅行に変更となり、新居浜駅〜高松駅間の運転が取り止められます(運転時刻は下表を参照)。
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土讃線では、上りの最終特急である土佐くろしお鉄道宿毛駅始発(19:16発)の特急「しまんと10号」高松駅行(高知駅21:20発)について、改正後は高知駅行の特急「あしずり18号」に置き換えられます。高松駅方面の上り最終列車は高知駅始発(20:34発)で設定される「しまんと8号」になり、高知駅の発車時刻は46分繰り上げられます(運転時刻は下表を参照)。高松駅に現行ダイヤより早く到着するため、これまで接続のなかった高徳線のオレンジタウン駅行普通列車に新たに乗り換えができるようになります。なお、窪川駅・須崎駅方面から高松駅方面へ特急列車で向かう場合、ダイヤ改正後は「あしずり16号」(中村駅17:45発、高知駅で乗り換え)が最終となります。
瀬戸大橋線で岡山駅と高松駅を結ぶ快速「マリンライナー」は、岡山駅0:12発および高松駅23:29発の現在の最終列車上下各1本が運転取り止めとなります。また、繰り上がり改正後の最終列車となる岡山駅23:43発および高松駅22:27発については、従来停車していた国分駅および鬼無駅が通過に変更されます(運転時刻は下表を参照)。
最終列車以外では、予讃線で現在日曜・休日に運休している特急「モーニングEXP高松・松山」が毎日運転となり、高松・松山方面への旅行が便利になります(運転時刻は上表を参照)。高徳線では特急「うずしお」の一部列車の停車駅が見直され、新たに停車する駅や通過となる駅が発生します(詳細は上表を参照)。
土讃線では特急「しまんと」上下各1本の特急「南風」との併結運転が取り止められ、高松駅〜高知駅間を直通運転する特急列車は上下各4本に減少します。また、上下各1本の「南風」が新たに大杉駅に停車します。これは、高知県嶺北地域で策定された「公共交通網形成計画」に基づいて交通結束点の充実が図られることに対応したもので、バス路線の再編と合わせて高知方面と田井方面との行き来を便利にするために実施されます。